これは有名なビタミンですが、児童福祉施設の子どもたちが食生活をしていく上でどのように注意をすればいいでしょうか?
基礎知識
ビタミンCの役割とは何でしょうか?まずフリーラジカルから体を守るための抗酸化作用があります。次に体のなかでコラーゲンを作るときにビタミンCが必要になります。もしビタミンCが足りなくなると体の中でコラーゲンがうまく作られなくなり壊血病になってしまいます
どんな食品に含まれる?
ビタミンCはどんな食品に含まれるのでしょうか。野菜や果物に多く含まれます。野菜や果物は太陽の光を浴びて光合成をしますが、同時に太陽からの紫外線のリスクにさらされています。そこで野菜や果物の中で作っているビタミンCの抗酸化作用が機能しているんでしょうね。
足りているかどうやって見積もるの?
児童福祉施設の子どもたちにも十分なビタミンCが必要ですが、食事からうまく摂れているか注意する必要があります。まず献立から計算したビタミンCの量から実際に摂れている量を見積もってみます。次に子どもたちの体の様子を観察します。口角が荒れていたり、唇から血が出ていたりする子どもたちがいるか観察してみます。
本当に献立と子どもたちの観察でわかるの?
足りているかどうかの見積もりと観察はあくまでも類推です。だからといってビタミンCが足りているかどうか実際に尿検査なんかできません。お金もかかりますし病院でお願いしなければなりません。
ビタミンC不足の対策
ビタミンCの多い柑橘類やいちごを献立に入れると給食の食材費が上がったり、生ものなので衛生面で気を使ったりします。そこでオレンジジュースを食事に加えるのが簡単だと思います。献立を立てている栄養士の皆さんならオレンジジュースを献立に多めに入れることは簡単です。しかし子どもたちを観察して「もしかしたらビタミンCが不足しているかも」みたいな気づきができる立場にあるかどうかが案外大切なのかもしれません。給食管理だけやっていたら気づけません。
大事なことは、子どもたちをよく観察することと思います。
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